InternetWatchにて、ニフティが「個人ホームぺージ」サービス継続の姿勢を表明。このSNS時代になぜ?
という記事を出していました
内容としては、いわゆるHTMLを主体としたホームページサービスを継続する、とタイトルそのままです
今回は、この内容に触れます。
なお、個人的に『ホームページ』よりも『Webサイト』という表現が適当だと思うため、以下、Webサイトと記載します。
また、Webサイトを立ち上げるには、「レンタルサーバー」が必要です。
ここで個々に触れているサービスについては、「レンタルサーバー」と解釈して差し支えありません。
私が最初にWebサイトを立ち上げたのは、Tripodでした。(2003年頃)
HTMLが分からなくても、テンプレートを使えば容易に作成ができたのです。
一番最初に立ち上げたWebサイトは、とあるゲームのファンサイトでした。
しかし、残念ながらTripodは運営元のLycosとともに、日本でのサービスを終了しました。
(米国のLycosは継続中)
続いて自分が移ったサービスは、infoseek iswebでした。
当時はInternet Explorer 6.0+Windows XPが鉄板であり、ポップアップ広告が当たり前でした。
いまでは考えられませんが、当時のiswebは、新しいページにアクセスするたびにこのポップアップ広告が出ました。
色々な意味で印象に残っています。この頃から、自分はHTMLを学び始めます。
そして最後に落ち着いた先が、XREAでした。(2005年頃~)
当時、無料サーバーとしては人気が高く、新しいサーバーの登録が開始されると、一気に殺到してすぐに埋まるほどでした。
同時に、Value-Domainも立ち上がり、独自ドメインを取得していました。
ちなみに、2025年8月現在、上記Value-Domainのコンパネ上では「(ご利用23年目)」と表示されています。
なので、計算としては、2002年から、登録とかはしていた計算です。
流石に20年以上前なので、ここまでの変遷の話は少し取っ散らかっているかもしれません。
MovableTypeというモノをご存じですか?
WordPressは恐らく今でも自前のBlogを構築している方ならわかるでしょう。
2000年代後半ぐらいかな。個人サイトでBlogが流行り始めました。
今でこそ、様々なサービスが提供されていますが、当時は、自前で構築する方が多かったでしょう。
MovableTypeはMySQL(データベース)を使用し、PHP言語にて提供されています。
しかしこの子、当時のレンタルサーバーへは非常に負荷が高く、有料契約していても、かなり厄介でした。
同時に出たか、MovableTypeの後かは覚えていませんが、それに代わって、現在のデファクトスタンダードになっているのがWordPressです。
2010年代の10年間で、コンピューターの性能はずいぶん上がりました。
現在ではWordPressを簡単に使えるようにできるサービスも出ており、Blogを自前のドメインで運用するのもハードルはかなり下がりました。
さて、少し話は脱線しましたが、Blogサービスのほか、TwitterなどのSNSが2010年代前半から普及し始めます。
無料レンタルサーバーは主にバナー広告で収益を立てていましたが、SNSやBlogの普及と、個人のWebサイトが減少傾向に転じ、サービスとして成り立たなくなってきました。
このため、さきほどでたiswebをはじめとして、様々な無料レンタルサーバーのサービスが終了していきます。
iswebもでかかったのですが、一番影響が大きかった気がするのは、2019年のGeocitiesの終了です。
サービスが終了すれば、当然そのWebサイトは消えてしまいます。これは非常に残念な話でした。
正直、これを以て、ほぼ『自分がWebサイトを自前で作って発信する』人はかなり減ってしまったでしょう。
2019年頃はスマートフォンも普及しており、Blogはともかく、HTMLタグでセコセコWebサイトを作るのは、時代遅れになってしまいました。
さて、昔話はこれぐらいにして、今の自分というか、このサイトを今開いている話を少ししましょう。
まず、以前はWordPressでBlogを運営していました。
ただ、今ではWordPressはBlogのデファクトスタンダードなため、様々なセキュリティホールをついた攻撃をしかける対象となっています。
個人的に、そういったリスクを踏まえてまで続けられる気は起きず、もうBlogは粉々に無くなっています。
次にSNS。Twitterが数年前、イーロン・マスクに買収され、サービス名もTwitterの固有名詞も失われました。
そして私は、年間契約が終わった2025年5月を最後に、Twitterアカを鍵アカ化し、ほぼ手を付けていません。
理由はいろいろあります。
まあ、主にこんなところでしょうか。SNSの小話は本質から外れるので、ここまでにしておきます。
では、なぜ「HTMLベタ書きWebサイト」を開いたのか。
それは、Impressの記事や、元ネタであるniftyのサイトでも触れられている通り、
「個人のWebサイトは、プラットフォームに縛られず、自分で自由に情報を発信できるから」です。
個人のWebサイトは、日本国の法令はもちろんですが、レンタルサーバーの規約に反しない範囲であれば、自由にページを作り、情報を発信できます。
また、私がHTMLベタ書きWebサイトを開いたワケはいくつかあります。
こうした理由を踏まえて、現在の「chihato.jp」があります。