7月に山手線の車内でモバイルバッテリーが燃えるボヤがありましたが、今回は火災という最悪なオチになりましたね…。
→モバイルバッテリーから出火か 杉並区のマンション火事6人搬送
これ、火元の住人、損害賠償すごいことになるんじゃないかね。この燃えようでは、数百万じゃすまないでしょ。
三洋電機(現在はパナソニックの子会社)が開発したeneloop。
1000回繰り返し使えるというコスパで、爆発的に普及しました。
乾電池は使い捨てですが、充電式電池であれば(実利用量がゼロにならない限り)繰り返し使えます。
ちなみにeneloopの前は、ニカド電池がありました。ミニ四駆とかで出ていましたね。
さて、eneloopが発売された当初はまだガラケー(※2005年)でしたので、充電池も着脱式ですし、そもそも容量も多くありませんでした。
それが、2010年ごろからiPhoneが発売され、2015年以降はAndroidもある程度マトモなものがそろい、今や電車の中ではスマホをいじっている人ばかりです。
身の回りのものも充電式が増えました。内臓式なので、捨てるのもやっかいです。
本来は、もっと早く環境省が乗り出すべきだったでしょう。対応が遅すぎます。
環境省が自治体に指示を出しましたが、自治体任せにすること自体が間違っています。
本来であれば、家電リサイクル法のように、全国統一してやるべきです。
また、一応環境省が言いましたが、根本的な解決策にはなっていません。
ニュースでは世田谷区が不燃ごみとして収集すると出ていましたが、世田谷区はそれまで「充電池は回収しない」というスタンスだったのです。
同様の自治体はたくさんあるでしょうし、ここでは自治体がごみとして収集していない場合の問題点をあげます。
この問題、おそらくすべての自治体がちゃんと不燃ごみとして回収してくれない限り、無くなりません。
でも、そんなこと、絶対できません。
住民税を払っているのに、ごみ収集が有料(指定のボッタクリごみ袋じゃないと収集してくれない)の自治体も多いんですよ。
自分はそういうところじゃないですが、仮に引っ越すとしたら、絶対その自治体は選ばないです。
そういう自治体は、財政があまり健全じゃないことが殆どです。回収できる税金が少ない。だから何かにつけてお金を取る。
せめて、ふるさと納税をしない健全な市民はごみ収集は無料にすべきではないでしょうか。
ふるさと納税って、結局返礼品目当てであり、あれを使う人は有料でいいでしょう。まあ、区別できないから無理でしょうが…。
というわけで、結論としては、全国統一して回収する手立てを確立しないと、この問題は永遠になくならない!です。
P.S. 自分はこれを見越して、数年前から乾電池ばかり買っています。eneloopとか充電池の回数は理論値であり、実績値ではないのです。
実際は理論値の1/3ぐらい使えればいいのではないでしょうか。
最近は100円均一ショップでも、7年とか10年持つ乾電池が増えました。
ゴミになるから、と充電池にしましたが、捨てるのが面倒とか火事になるとか、それを考えたら使い捨ての乾電池のほうがはるかにマシです。