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6代目円楽が亡くなってから、初めて見た笑点

 自分は桂歌丸氏と、6代目円楽氏(楽太郎)のバカなやり取りが大好きでした。
歌丸氏が亡くなった後も、6代目円楽氏や、さほど変わりない顔ぶれということもあり、見続けましたが、6代目円楽氏が亡くなった後、ぱたっと見なくなりました。
最近、YouTubeで笑点の動画がよくおすすめされるようになり、久々にこの前の地上波の笑点を見ました。

やっぱり古参には叶わない現在の笑点

 随分とメンツが入れ替わりました。ドラえもんののぶ代さん含めた交代のときぐらいの刷新さを感じました。
ぶっちゃけます。若い(新しく入った)笑点メンバー。つまんないです。
黒色(衣装の色)が他の2名よりは多少、上を行っているかな?という感じ。
ハゲネタという、自分自身をネタにする手法は、6代目円楽氏や、小遊三氏と同じですが、これは悪くないやり方でしょう。
やはり個性を出すのが大切です。
他の2名は先輩が手をあげると手を引っ込めたり、そもそもネタがつまらんです。印象に残りません。
 今のメンツの中にて面白さで言うと、やっぱり小遊三氏が圧倒的かな。次点でたい平氏。
たい平氏は、こん平氏の引退で入れ替わったメンバーですが、やはり古参の方々とのやり取りを番組中にしていたこともあり、色々学んでいます。

座布団運びも雑になった

 以前の笑点では、最初の挨拶で最後に山田氏が独特のダジャレや歌で笑わせてくれた影の演者です。
今回のがたまたまなのかもしれませんが、単なる挨拶だけで本当に終わってしまいました。
 あと、昇太氏の座布団取り合いもだいぶ雑です。
歌丸氏のときは、座布団の取り合いも1つのネタとしていて、多少のことでは、おいそれと取ったりあげたりしませんでした。
ですが、現在は毎回のように取ったりあげたり。この1つのネタも消えたことはすごく残念です。

木久扇氏の引退は、勇退ではあるが…

 木久扇氏が引退する回がレコーダーに残っていたので、見たのですが、引退というより勇退といった形で、お歳を考えると仕方ない決断だと思います。
ただ、メンバーがかなり入れ替わる事態となり、しかも変わったメンバーがアレなので、さらに笑点がつまらないものとなったと思っています。

今後の笑点は?

 先人、特に6代目円楽氏・歌丸氏の戦い(もともとは当時の若い楽太郎氏のとき、歌丸氏が「俺をネタにしていいから」から始まったのは有名な話ですね)
5代目円楽氏の見事な司会さばき、個性を光らせた小遊三氏をはじめとした古参の方々。
また、たい平氏や今は司会の昇太氏も、答える側だったときは、他のメンバーや自身が持つネタを披露して、頑張っていました。
そういった時代は、歌丸氏が司会だった時代の残ったメンバーが消えていくことで、どんどん薄れていくのでしょう。
 昭和の時代と令和の現在。社会情勢も大きく変わりました。
視聴率がカギとなる民放では、今後どういった推移をしていくのか。見守りたいと思います。


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